沖縄バス

末期は名護と糸満に集結していた730車。糸満車は比較的頻繁に那覇に顔を出していましたですが、名護車は北部に閉じ込められていたようです。

字が潰れるのを防ぐためか、行先表示では画数の多い字を「名ゴ」「今キ仁」のように片仮名で表記するのも沖縄バスの特徴。

車内は沖縄のバスとして標準的なハイバックシートが並んでいますが、立席スペース確保のため左側は1列席になっています。

他社にこのような80年代前半頃導入の一般路線車は存在しなかったような・・・。ブルドッグの愛称で親しまれる年代の車体ですが、呉羽のライトベゼルの為にブル顔ではありません。

車体がスケルトンになっても呉羽ばかり導入されています。

ワンロマです。ブルーベンドガラス・黒サッシヒドンピラー逆T窓・横引カーテン装備へグレードアップ。

P代は銀サッシ2段窓、黒サッシ2段窓と入り乱れていますが、最終的には後者のこの写真のような仕様に落ち着いたようです。と言っても新車導入自体が落ち着いてしまいましたが・・・。

この頃の車では、後部に方向板を掲示しているものが多く見られます。

三菱名古屋と呉羽で車体仕様が一本化されたため、名古屋仕様で導入されました。と言うわけで希少な名古屋顔。

後部幕無しでこのスタイルは目つき（？）が悪いですな。

U-代のワンロマは更にグレードアップ。沖縄バス路線車の最高級車と言っていいでしょう。車体も観光車のものを使用。方向幕を社名表示行灯部とフロントグラス内の2箇所に設ける贅沢仕様。前者が経由地表示、後者が行先表示と使い分けられているようです。

バス停が邪魔ですねすみません。111番高速バスに使用される車は専用塗装になっています。何となく旧塗装の雰囲気。

横浜市の中古です。側面方向幕部分はこのように黒パネルで目張り。中扉は溶接して封鎖、ステップも埋めてその部分には座席が増設されるという沖縄のバスで一般的な改造が施されています。後部の方向幕は当然撤去。

同じく横浜市の中古。こちらはK尺。こちらは側面幕の裝置は完全に撤去して見晴らしが良くなっています。

珍しい名古屋顔（しかしそもそも呉羽の名古屋顔か名古屋製かも分からない（蹴）。にしてもどこの中古だろう（汗。側面幕がないから自家用か？

一見するとオリジナルのワンロマ仕様に見えますが・・・、窓枠が銀色だし登録が新しいし。元自家用かな。

京阪の中古です。京阪の象徴側面窓下の小型幕は上から塗装されて埋められています。後部幕はこれまた京阪仕様で窓と独立なので、こちらは撤去が困難と見え放置。